青春18きっぷで仙台旅行
青春18切符が余っていたので、有給をとって東京から仙台までふらっと一人旅をしてきた。東京から宇都宮、黒磯、新白河、郡山、福島をへて仙台に至る7時間の旅だ。実は東北地方にいくのは初めてである。
早起きをして新宿を経つ。
朝の新宿駅は通勤客でごった返ししていた。グリーン乗車券を買おうかと思ったが、けちってしまいやめてしまった。新宿から宇都宮までは2時間近くあり、グリーン乗車券を購入した方が賢明だったかもしれない。(下りなので座れないこともない)
埼玉も大宮を過ぎると田園風景が広がる田舎になる。九州、関西、関東と住んできたが、郊外の風景はどこも変わらない。朝早く起きたため、うとうとしているうちに栃木県宇都宮市に到着した。黒磯行きの電車の待ち時間は30分ないくらい。宇都宮市は餃子で有名な北関東唯一の40万人都市である。今回降りることはなかったが、以前立ち寄った際には商店街はそれなりに栄えており非常に住みやすそうであった。
待ち時間のコンビニで栃木の味レモン牛乳を購入。優しい味がした。
黒磯駅についたたりから目が覚めてしまい手持ち無沙汰になった。
駅周辺にカフェはあるがそのほかにはコンビニくらいしかない。仕方ないからポケモンGOをやって時間を潰した。自分と同じように青春18切符を使って貧乏旅行をしている人がちらほらいる様子。
ぼーっと田園風景を眺めながら、新白河へ到着。
白河の関は古来陸奥への玄関口と言われる。ついに東北の地に入ることになる。とは言っても2019年、風景がここを境に変わったりするようなことはない。
東北本線の車両(ごめん電車詳しくない)
新白河から郡山までは割と電車内は空いていたが、郡山から福島間はかなり混雑していた。外国からの観光客もちらほら。本当は福島にも立ち寄りたかったが、今回は仙台まで行くことが目的なのでパス。
しかし途中から疲れ始めてきた。一番良くなかったのは手持ちの文庫本を忘れてきてしまっていたこと。旅慣れている感のある人たちはみんな本を読んでいた。一人旅の友達はやっぱり本だろう。
福島県を横断し、宮城県に入った。初めて東北に降り立つので心なしかワクワクした。
ようやく15:00すぎに仙台着。長い旅だった。
仙台は流石の100万都市という感じで大都会であった。
ここから徒歩10分程度の安宿にチェックインして、荷物を置いて仙台の街を散歩した。
街は綺麗で、渋谷のような悪臭もせず、大変好感を持った。
駅周辺が栄えており、そのほか、国分町あたりが繁華街のようだ。
晩飯は仙台駅の「牛たん通り」にある伊達の牛たんでとった。
普通の牛タンよりも「タンシチュー」を食べたい気分だったので注文。肉はほろほろで美味しい。テールスープもやっぱり好きだ。東京の「ねぎし」しか食べたことがなかった牛タン。(ねぎしも十分に美味しいよ)大満足。
翌朝、地下鉄国際センター駅で降りて、青葉城址へ向かう。仙台博物館では伊達家の戦国時代を題した展示が行われていたので、涼むついでにじっくりと見た。
仙台藩と言えば国内でも有数の大藩である。
おなじみ伊達政宗だが、今回初めて知ったのは伊達家というのはもともと関東から東北に移住してきた一族で、伊達家が南奥羽の覇者となる下地はすでに先代が作り上げていたということだ。たまたま戦国期の当主が稙宗、晴宗、輝宗、政宗だったのかもしれない。
もちろん伊達政宗に功績がないわけではなく、会津の蘆名氏を滅ぼす、何より今日の仙台市の礎を築くという大手柄を立てている。
それにしても独眼竜で、半月の飾りのついた鎧、伊達政宗は本当にかっこいい。
東北随一の大都会である。
緑も多く本当に良いところだ。
福岡にも言えることだが、すべてがちょうど良いのだ。
また東京よりも政令指定都市の方が住みやすそう説が補強されてしまったではないか。
旅の締めはいろんな人に勧められた「ずんだシェイク」
これが本当に美味しい。パチモンぽいのもいくつかあったが、ずんだ茶寮のものを選んだ。
くどくないというかさっぱりしている。
そのほか事前に調べておいた仙台グルメを食べていざ東京へ。
ひょうたん揚げ。甘めの生地の中にかまぼこが。これ、うまいです。
仙台のご当地B級グルメ麻婆焼きそば
しいたけがちょっと多かったのが気になったが・・笑
帰りは、またあの乗り換えやりたくねえええええええと思い
青春18切符やっぱしんどい!!!!
新幹線で東京までワープしましたとさ。
良い旅だった。
帰ってからはサガン鳥栖がベガルタ仙台に逆転勝利していたというおまけつき。