上京サラリーマンTOKYOサバイバル日記

社会人から東京→静岡へ転勤 日常生活の記録です

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3年前に捨てたはずのもの

タイトル通り。大学院を辞めて就職をした3年前に捨てた色々な趣味にまたハマりだしている。

 

 

私はもともと静かに音楽を聞いたり小説を読むことが好きだった。でも学生時代色々あって、自分の思い通りに行かないことが多くて、社会人になったら心機一転真っ白な状態から生活をしようと考えていた。効率やコスパを重視して、自分の人生になくてもいいものは切り捨てようと思い至り、事業仕分け、大げさに言えば自分の中の文化大革命を敢行したのである。無駄な時間である音楽や読書は真っ先に切り捨てられた。その代わりにお笑いのラジオを聞いたり、投資信託を買ったり、家計簿をつけるようになった。人間関係を広げるために飲み会にもたくさん行った。実利優先というわけである。

 中国の文革が失敗をしたように(大げさかw)、この自己改革もどうやら失敗をしたようだ。コスパや実利を追求するとお金や時間が浮くわけだが、その浮いた空白を埋められなくなったのである。どこか落ち着いかないようなそわそわした気分で毎日を過ごしていた。仕事に帰ってきてから、ジムへいく、習い事にいく。飲みにいく。合コンにいく。全ては実利のためだ。けれど、なんだかしっくりこない。虚しい。

最近ふとしたきっかけで、また音楽を聴いたり本を読むようになってようやく気付いた。これだ、これが生活にかけていたのだ。別にひとりぼっちの趣味でもいいじゃないか。音楽鑑賞や読書は心のビタミン補給みたいなものだ。どうやら私はこの3年間ビタミン不足のまま生きてきたらしい。今まで無下にしてきてごめんよ。ナンバーガールも復活するらしいな。今スーパーカー聴いているけれどやっぱり好きだな。くっついたり離れたりするのは人間だけじゃないんだなあ。